ウクライナ危機や気候変動問題を背景に,着実なエネルギー安全保障の確保や脱炭素実現の観点から,国際的に原子力エネルギー利用への関心が高まっています.2023 年のCOP28(国連気候変動枠組条約第28 回締約国会議)では,日本を含めた有志国により,2050 年までに2020 年比で世界全体の原子力発電設備量を3倍に拡大するとの共同宣言が発表されました.国内においても,2023 年のGX 推進戦略において,原子力の安全性向上を目指し,新たな安全メカニズムを組み込んだ次世代革新炉の開発や建設に向けた取り組みに関して,検討の具体化を進めていくとされています.また最近では内外において,DX(デジタルトランスフォーメーション)の今後の進展による将来の電力需要増加の可能性を背景として,原子力はエネルギー安定供給と脱炭素を両立できるエネルギー源としてその果たしうる役割が改めて注目を集め,原子力への投資の重要性が高まりつつあります.
本講習会では,原子力エネルギーと革新原子炉の特徴等について解説頂きます.原子力エネルギーや国際的に注目を集めている数多くの次世代革新炉(高温ガス炉,高速炉,小型軽水炉,次世代軽水炉,核融合)に関して包括的に理解できる貴重な機会ですので,是非とも多くの方にご参加頂ければ幸いです.
〔主 催〕一般社団法人エネルギー・資源学会
〔協 賛〕日本原子力学会,日本機械学会
〔日 時〕2025年2月6日(木)13:00~17:00
〔会 場〕東京大学 本郷キャンパス 工学部3号館2F 31号講義室(東京都文京区本郷7-3-1)
(https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_04_j.html 参照)
〔交 通〕本郷三丁目駅(東京メトロ丸の内線)徒歩10分
〔司 会〕
東京大学 大学院工学系研究科 レジリエンス工学研究センター 教授 | 小宮山 涼一 |
〔プログラム〕
(注)持ち時間には質疑時間を5〜10分程度含む(演題は仮題目、敬称略)
13:00~13:05 開会挨拶・趣旨説明 | |
1 | 13:05~13:55 「原子力エネルギー総論」 …東京大学 大学院工学系研究科 原子力専攻 教授 岡本 孝司 |
2 | 13:55~14:30 「高温ガス炉による大規模水素製造技術の開発」 …国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 エネルギー研究開発領域 |
3 | 14:30~15:05 「高速炉の概要」 …国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 大洗原子力工学研究所 |
15:05~15:15 休 憩 | |
4 | 15:15~15:50 「NuScale VOYGRTMの技術概要と日揮グループの取組」 …日揮グローバル㈱サステナブルソリューションズ 原子力エネルギー本部 |
5 | 15:50~16:25 「革新軽水炉“SRZⓇ-1200”開発の取組み」 …三菱重工業㈱原子力セグメント 原子力技術部 技術企画課 課長 木村 芳貴 |
6 | 16:25~17:00 「フュージョンエネルギー(核融合)開発の現状と課題」 …一般財団法人エネルギー総合工学研究所 |
(内容、時間配分は都合により変更することもありますがご了承ください)
〔定 員〕60名
〔参加費(消費税込)〕
正会員・特別会員,協賛団体関係者11,000 円,学生会員3,300 円,非会員16,500 円
〔支払方法〕①銀行振込 りそな銀行御堂筋支店(普)No.1024046 ②郵便振替 00930-5-302948
〔申込方法〕
以下の申込フォームよりお申し込みください(*は必ずご記入ください).
参加証はメールでお送りします.当日ご持参ください.
請求書・領収書は,電子メールの添付ファイル(PDFデータ(押印省略))にて,ご希望の方にのみお送りします.団体・代表者の押印,見積書・納品書の提出,紙での郵送等をご希望の方は,その旨通信欄にお書き添えください.
また、講演資料は、参加者限定で事前に閲覧・ダウンロードのアドレスをお知らせします。
〔問合せ先〕
問合せはこちらよりお願いします.
〔キャンセルポリシー〕
2025年2月4日(火)15時以降のキャンセルにつきましては,参加費全額をいただきます。あらかじめご了承ください.
(注)
会員IDをお持ちの方(正会員・学生会員・特別会員担当者)はMYページにログインして申込みしてください.
参加者以外の担当者からのお申込みの場合は,E-mail欄には担当者のアドレスを入力してください.
資料閲覧・ダウンロードに必要なパスワードは,原則参加者にお知らせしますので,参加者のアドレスを「その他通信欄」に入力してください.