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2025.08.25
NEDOと経済産業省は共同で「Innovation for Cool Earth Forum 第12回年次総会(ICEF 2025)」を開催します。
Innovation for Cool Earth Forum(ICEF)は、地球温暖化対策の鍵となる「イノベーション」を推進するため、世界中の産学官のリーダーが議論する知のプラットフォームです。
第12回を迎える本年は「Innovation for Green Transformation (GX) and Security(グリーントランスフォーメーション(GX)と安全保障へのイノベーション)」をメインテーマとして約10のセッションを開催します。
■開催概要
《会議名》 Innovation for Cool Earth Forum 第12回年次総会 (ICEF2025)
《主催》 経済産業省、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 (NEDO)
《開催日》 2025年10月8日(水)09:30~17:30、10月9日(木)09:30~17:00 (*予定)
《場所》 ウェスティンホテル東京(住所:東京都目黒区三田1-4-1)「ギャラクシー(地下2階)」(オンラインとのハイブリッド開催)
(※JR恵比寿駅東口徒歩約7分(恵比寿ガーデンプレイス内))
《言語》 英語(日英同時通訳あり)
《参加登録費用》 無料(要事前登録)
《参加登録締切》 対面参加:9月24日(水)17:00(日本時間)
オンライン参加:10月9日(木)※会期終了まで
※対面参加:席数に限りがございます。参加に伴う交通費と宿泊費等はご自身のご負担となります。
《参加登録》 https://www.icef.go.jp/jp/register/
《プログラム》 https://www.icef.go.jp/jp/program/
《共催》 外務省、文部科学省、農林水産省、環境省
《後援》 国際エネルギー機関(IEA)、BloombergNEF、国際連合工業開発機関(UNIDO)、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
■ICEF2025の主な見どころ
・「Innovation for Green Transformation (GX) and Security(グリーントランスフォーメーション(GX)と安全保障へのイノベーション)」をメインテーマとして、カーボンニュートラルと安全保障を目指す国際連携をはじめ、クリーン水素技術の推進、天然水素、再生可能エネルギーの未来、二酸化炭素の除去・利活用、サーキュラーエコノミーとスタートアップ、原子力の利活用、気候変動への適応とレジリエンスを通じた安全保障といった、地球温暖化を考える上で注目となる技術・テーマについて世界中の産学官のリーダー約60名近くが登壇・議論します。
・会議後は今後必要となる方策、将来に向けた行動及び今回の各セッション等での議論を取りまとめたICEF 運営委員会による提言(ステートメント)※1の発表、並びにカーボンニュートラル達成に向けて短期的・長期的に貢献する主要な革新的技術の道筋、手法を提言するICEF ロードマップ「Sustainable Data Centers: 持続可能なデータセンター」※2の公開を予定しています。
※1:これまでのステートメントはこちらから:https://www.icef.go.jp/jp/statement/
※2:これまでのICEFロードマップはこちらから:https://www.icef.go.jp/jp/roadmap/
■プログラム(予定)
「カーボンニュートラルと安全保障に向けた国際連携」
本セッションでは、カーボンニュートラルと安全保障の両立を目指す上で重要となるエネルギー安全保障と資源安全保障の観点から、地域内及び国際的な協力の課題と可能性について議論します。
「気候変動への適応とレジリエンスを通じた安全保障」
本セッションでは、悪化する気候変動の影響に直面する適応技術の現状と課題を検討し、当該技術をグローバルサウスやその他の地域に普及させるための今後の戦略を議論します。
「クリーン水素技術の推進」
本セッションでは、クリーン水素の活用に取り組むHard-to-Abate産業の企業や国際的な脱炭素を先導する国際機関をお招きし、クリーン水素導入に向けた各社の戦略、普及に向けた課題、そしてこれらの今後の展望について議論します。
「天然水素(特別講演)」
アメリカ空軍エネルギー保障局の最高イノベーション責任者であるリチャード・ハートマン氏をお招きし、米国国防総省や関連機関が進める天然水素に関する取り組みについてご紹介いただきます。ハートマン氏のご講演に続き、NEDOイノベーション戦略センターフェローの仁木 栄から天然水素に関するNEDOの取り組みについて紹介します。
「再生可能エネルギーの未来」
本セッションでは、エネルギー供給の安定性が高い再生可能エネルギーの導入及び普及を推進する企業等をお招きし、解決すべき課題を明らかにするとともに、各ステークホルダーにとって必要なアクションを確認します。
「原子力の利活用」
本セッションでは、SMRを開発する企業から、導入・運用を検討する企業まで、国内外のリーディングカンパニーをお招きし、SMRの技術的可能性について議論するとともに、各国の連携による新たなSMRサプライチェーン構築の方向性を探ります。
「二酸化炭素の除去と利活用」
本セッションでは、炭素除去・固定技術であるDAC、BiCRS、Carbon Mineralization、ブルーカーボンおよび炭素活用の各技術分野において、技術ごとの革新的なイノベーションや、今後の市場拡大に向けた課題とその解決策について議論します。
「サーキュラーエコノミーxスタートアップ」
本セッションでは、循環型経済と積極的なイノベーションを進めるスタートアップとの親和性と当該分野の成長著しいアジア地域に焦点を当て、当該分野の現在地から各関連技術における課題とイノベーションを議論します。
「ICEFロードマッププロジェクト: 持続可能なデータセンター」
本セッションでは、「ICEFロードマップ:持続可能なデータセンター」の筆頭著者デービッド・サンダロー氏や各界の有識者等がデータセンターの課題とそれに対処するための戦略ついて議論します。
他に、エネルギー、環境変化、技術革新、公共政策等の分野で学際的研究に従事し、2010年、『フォーリン・ポリシー』誌により「世界の思想家トップ100」の1人に選出されたバーツラフ・シュミル氏(ICEF運営委員、マニトバ大学 特別名誉教授)による対話形式の講演も予定されております。
※詳細は公式HPをご確認ください。https://www.icef.go.jp/jp/program/
※プログラムと登壇者は今後追加・変更の可能性があります
【本件お問い合わせ先】
ICEF2025事務局/株式会社ファースト
e-mail : icef-first[a]ml.the-first.co.jp *[a]は@に置き換えてください。