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エネルギー・資源学会からの行事案内
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  • サマーワークショップ2023「エネルギー・資源と関連の深いSDGsを考える〜水・エネルギー・食料の相互関係(Nexus)に着目して〜」

2015年に国連で,持続可能な開発・発展を目指して「持続可能な開発目標 (Sustainable Development Goals: SDGs)」が採択されました.SDGsには,エネルギー・資源問題に関連が深いエネルギー供給や気候変動対策,資源の持続的利用のみならず,貧困・飢餓,教育,生態系保全,水資源の保全など広範な目標が含まれており,それら17の目標は複雑に関係しあっています.そのため,SDGsの達成のためには,その相互作用を踏まえつつ,すべての国で,社会・経済・環境の多方面から包括的に取り組む必要があります.とりわけ,エネルギー分野と水,食料分野は関連が深く,水・エネルギー・食料の相互関係に着目した ”Water-Energy-Food Nexus” という研究領域も新たに立ち上がっています.SDGs達成の年限である2030年までの折り返し地点である今年以降,SDGsが持つこうした目標間の相互作用性は,より顕著に顕在化してくることが予想されます.こうした現状を考える際には「エネルギー・資源」分野のステークホルダーとしての視点だけでなく,関連する水・食料分野の知見を学ぶことも必要です.加えて,「自分ごと」としての視点と「地球規模」の視点の両方を持つ必要があります.そのため,多様なバックグラウンドを持つ参加者同士によるディスカッションは,こうした複眼的観点を養うために,有効な手段のひとつです.
本ワークショップでは,テーマに関連する講演,および,参加者同士の活発な議論などを通じて,エネルギー・資源分野と関わりが深いSDGs,特に,水資源のアクセス,飢餓・食料問題との相互作用について考えることを目指します.講演では,地球規模の水循環や水分野の気候変動影響評価に関する研究者とエネルギー・水・食システムの影響評価を専門とする研究者をお招きし,各研究分野の最前線について学びます.また,グループワークでの議論の場を設け,参加者それぞれの視野を大きく広げると共に能動的な学びを実現することを目指します.多様なバックグラウンドをお持ちの方々のご参加を,お待ちしております.

 

〔テーマ〕 エネルギー・資源と関連の深いSDGsを考える 〜水・エネルギー・食料相互関係(Nexus)に着目して〜
〔主 催〕 エネルギー・資源学会
〔協 賛〕 環境経済・政策学会,省エネルギーセンター,電気学会東京支部,日本エネルギー学会, 空気調和・衛生工学会,日本オペレーションズ・リサーチ学会
〔開催日〕 2023年9月25日(月)13:00〜17:00 終了後,技術交流会を実施
〔会 場〕 東京大学本郷キャンパス工学部2号館333B2(電気系会議室2)およびオンライン (Zoom) のハイブリッド形式
※オンラインでの配信・通信にトラブルが生じた場合は,対面参加を優先してスケジュールを進行することがありますので,予めご了承下さい.
〔定 員〕 会場40名程度,オンライン参加10名程度
〔講 師〕 花崎 直太 氏 (国立研究開発法人 国立環境研究所)
林  礼美 氏 (公益財団法人 地球環境産業技術研究機構)
〔参 加 費〕 正会員・特別会員・協賛団体会員 5,500円,非会員 6,600※1,学生 2,200円(税込)
  ※1.非会員の方でも参加申込みと併せて入会手続きをしていただければ,会員資格で参加できます.

  ※2.技術交流会参加費:正会員・特別会員・協賛団体会員・非会員 3,300 円,学生 1,100 円(税込)

〔支払方法〕 ①銀行振込 りそな銀行御堂筋支店(普)No.1024046  ②郵便振替 00930-5-302948
〔申込方法〕 以下の申込フォームよりお申込み下さい.
〔申込締切〕 2023年9月19日(火)
〔問合せ先〕 ワークショップの内容に関すること:上道茜(早稲田大学) E-mail: uemichi@waseda.jp
その他:一般社団法人エネルギー・資源学会 事務局
TEL: 06-6446-0537 FAX: 06-6446-0559 E-mail: webmaster@jser.gr.jp

 

 〔ワークショップ概要〕

本ワークショップは,「テーマに関する学び」「グループワーク」の2つに分けられます.「テーマに関する学び」では,2件の講演と質疑応答を予定しています.講演者の情報提供によりワークショップテーマに関する情報・知識をインプットするとともに,質疑応答を通してワークショップテーマの本質に迫ります.「グループワーク」では,テーマに関する学びを深化させるために,水・エネルギー・食料の相互関係等に関して理解を深めるべき点・疑問点について検討し,議論します.全体を通して学生・社会人が一緒になって行動・議論しますが,基本的に立場の上下はありませんので,学生も自発・積極的に発言することが求められます.

 

〔スケジュール〕

12:50 受付開始
13:00 − 13:25 サマーワークショップ2023 のねらい (藤野 純一 地球環境戦略研究機関)
エネルギー・食・水の繋がりを考えるネクサス (井上智弘 エネルギー総合工学研究所)
13:25 − 13:45 グループワーク① (ワークショップへの期待を共有する)
13:45 − 14:45 講演 「水・エネルギー・食料連環:地球水循環の観点から」
講師 花崎直太 氏( 国立環境研究所)
講演 「カーボンニュートラルとエネルギー・食料システム」
講師 林 礼美 氏 (地球環境産業技術研究機構)
14:45 − 15:00 休憩
15:00 − 16:00 グループワーク② (エネルギー××食の観点から2050年にむけて,どんな研究・ビジネスモデルが必要か)
16:00 − 17:00 全体討論(エネルギー・水・食の繋がりを考える)
全体振り返り

 

 

〔代表幹事〕 藤野純一(地球環境戦略研究機関)
〔幹 事〕 井上智弘(エネルギー総合工学研究所),井上麻衣(リバネス),
上道 茜(早稲田大学),小澤暁人(産業技術総合研究所),白木裕斗(名古屋大学),
杉山昌広(東京大学),永井雄宇(電力中央研究所),東谷 拓弥(東京農工大学),
藤澤 星(フジサワ),古林敬顕(秋田大学),渡邊裕美子(Looop)
〔顧 問〕 松橋隆治(東京大学)

 

 

〔過去実績〕

本ワークショップは1999年から毎年開催しており,若手会員が共に学び,交流する場として本会に定着しております.例年30名程度の方々が参加しています.過去のテーマなど詳細は,Webサイト(https://www.jser.gr.jp/events/category/workshop_event/)をご確認下さい.

 

<過去5年間のテーマと開催場所>

2022年 「脱炭素時代に向けた再エネ大規模・急速導入への地域の期待と現実を考え直す」
(東京大学)
2021年 「ネット・ゼロの生活を描く-脱炭素は私達の生活のなにをどこまで変えるのか?-」
(オンライン)
2020年 「長期温暖化対策シナリオと企業のリスク戦略」(オンライン)
2019年 「デジタル化から期待される新たな電力ビジネスとは」 (東京大学)
2018年 「私たちのエネルギーシステムをどのようにデザインするか」 (東京理科大学)

過去のワークショップの様子(左・中:対面開催時,右:オンライン開催時)

 

 

(参加申込時の注意事項)
・技術交流会参加希望の方は「その他通信欄」に「技術交流会参加」とご記入いただき,ワークショップ参加費+技術交流会参加費をあわせてお振込み下さい.
・会員IDをお持ちの方(正会員・学生会員・特別会員担当者)はMYページにログインして申込みして下さい.
・参加者以外の担当者からのお申込みの場合は,E-mail欄には担当者のアドレスを入力して下さい.
ZoomのID等は,原則参加者にお知らせしますので,参加者のアドレスを「その他通信欄」に入力して下さい.

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