2050 年カーボンニュートラルの実現に向け、再生可能エネルギーとりわけ太陽光や風力発電の変動性再生可能エネルギー(VRE)の導入拡大が求められています。他方、既存の電力系統ネットワークは、その大量導入に対応できるものとなっておらず、電力系統の増強が求められます。気候変動政府間パネル(IPCC)や国際エネルギー機関(IEA)の報告書でも、電力系統への投資の必要性について強調されているところです。しかしVRE の設備利用率は低いことから、その電力を流す系統設備の設備利用率も低くなりがちで、電力系統の大幅な増強は、電力価格の大幅な上昇にもつながりかねません。このような中、経済産業省および電力広域的運営推進機関は、VRE 等の電源がより予見性をもって開発、展開できるよう、また、費用便益に基づいて全国規模での適切な系統増強の指針を示すべく、2023年に広域連系系統マスタープランを策定しました。
本講習会では、広域連系系統マスタープランの解説とともに、現状での系統増強状況、そして更なる課題・展望について解説頂きます。包括的な解説は極めて貴重な機会ですので、是非とも多くの方にご参加頂ければ幸いです。
〔主 催〕一般社団法人エネルギー・資源学会
〔日 時〕2024年3月6日(水)13:00~16:55
〔会 場〕株式会社構造計画研究所 本所新館B1Fレクチャールーム(東京都中野区中央4-5-3)
〔交 通〕東京メトロ 丸の内線・新中野駅1,2番出口から徒歩1分
(https://www.kke.co.jp/aboutus/access/ 参照)
〔司 会〕
公益財団法人地球環境産業技術研究機構 システム研究グループ グループリーダー・主席研究員 |
秋元 圭吾 |
東京大学 生産技術研究所人間・社会系部門 エネルギーシステムインテグレーション 社会連系研究部門教授 |
岩船由美子 |
〔プログラム〕
(注)持ち時間には質疑時間を5〜10分程度含む(演題は仮題目、敬称略)
13:00~13:05 開会挨拶・趣旨説明 | |
1 | 13:05~13:55 「広域連系系統のマスタープランにおける将来の長期展望」 …電力広域的運営推進機関(OCCTO)系統計画部長 松田 章志 |
2 | 13:55~14:45 「広域整備計画の具体的な進展について」 …電力広域的運営推進機関 系統計画部マネージャー 倉本 学 |
14:45~14:55 休 憩 | |
3 | 14:55~15:20 「新北本(自励式HVDC)の建設と将来の北海道地内系統増強について」 …北海道電力ネットワーク株式会社 工務部 系統計画グループ グループリーダー 内海 貴徳 |
4 | 15:20~15:45 「マスタープラン断面におけるローカル系統の展望」 …東京電力パワーグリッド株式会社 技術統括室長 望月 達也 |
5 | 15:45~16:20 「系統のみならず発電構成を含めた最適化計算例」 …東京大学大学院工学系研究科原子力国際専攻教授 藤井 康正 |
6 | 16:20~16:55 「系統増強低減のための需要側対策の重要性」 …東京大学 生産技術研究所人間・社会系部門 |
(内容、時間配分は都合により変更することもありますがご了承下さい。)
〔定 員〕50名
〔参加費(消費税込)〕
正会員・特別会員11,000 円,学生会員3,300 円,非会員16,500 円
〔支払方法〕①銀行振込 りそな銀行御堂筋支店(普)No.1024046 ②郵便振替 00930-5-302948
〔申込方法〕
以下の申込フォームよりお申し込み下さい(*は必ずご記入下さい)。参加証はメールで、請求書などは郵送でお送りします。参加証は当日ご持参下さい。また、講演資料は、参加者限定で事前に閲覧・ダウンロードのアドレスをお知らせします。
〔問合せ先〕
問合せはこちらよりお願いします。
〔キャンセルポリシー〕
2024年3月4日(月)15時以降のキャンセルにつきましては、参加費全額をいただきます。あらかじめご了承下さい。
(注)
会員IDをお持ちの方(正会員・学生会員・特別会員担当者)はMYページにログインして申込みして下さい。
参加者以外の担当者からのお申込みの場合は、E-mail欄には担当者のアドレスを入力して下さい。ZoomのURL等および資料閲覧・ダウンロードに必要な情報は、原則参加者にお知らせしますので、参加者のアドレスを「その他通信欄」に入力して下さい。
申込
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