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エネルギー・資源学会からの行事案内
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  • サマーワークショップ2022「脱炭素社会に向けた再エネ大規模・急速導入への地域の期待と現実を考え直す」

2021 年10 月に「ネット・ゼロ宣言」を反映した新たなエネルギー基本計画が閣議決定されました.計画の中で再生可能エネルギー(再エネ)は,主力電源化を徹底し,国民負担の抑制と地域との共生を図りながら最大限の導入を促すエネルギー源と位置づけられています.再エネの導入と地域との共生に向けた施策は,再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電事業者の公募や改正地球温暖化対策推進法における再エネ促進事業制度など,着実に進められつつあります.このように再エネと地域社会の共生の必要性に対する認識が高まりつつある背景には,再エネの急拡大によって再エネ施設の一部がいわゆる迷惑施設化していることがあります.ネット・ゼロを目指して再エネの大規模導入が進めば,再エネが地域社会に与える影響が正・負の両面で急速に大きくなることが予想されます.言い換えれば,ネット・ゼロを達成する水準の再エネ導入を実現するには,再エネの大規模・急速導入が地域社会に与える影響を具体化するとともに,それらと地域社会が再エネ導入に対して持っている期待をどのように両立するかについて考えることが求められます.この試みの実現には,短期・局所的な視点と長期・大局的な視点の両方が不可欠であるため,多様な視点を持つ参加者による議論が有効です.
本ワークショップでは,テーマに関連する講演,および,参加者同士の活発な議論などを通じて,再エネの導入に対する地域社会の期待とともに,再エネの大規模導入が地域社会に与える影響の現実について考え直し,再エネと地域社会との共生のあり方の具体像を描くことを目指します.講演では,再エネ導入の先進地域の関係者や再エネの社会受容性などを専門とする研究者をお招きし,再エネと地域社会の共生に関わる理論枠組みと現状などについて学びます.また,グループワークでの議論の場を設け,参加者それぞれの視野を大きく広げると共に能動的な学びを実現することを目指します.多様なバックグラウンドをお持ちの方々のご参加を,お待ちしております.

 

〔テ ー マ〕「脱炭素社会に向けた再エネ大規模・急速導入への地域の期待と現実を考え直す」

 

〔主  催〕一般社団法人エネルギー・資源学会

 

〔協  賛〕環境経済・政策学会,省エネルギーセンター,電気学会東京支部,日本エネルギー学会,

空気調和・衛生工学会,日本オペレーションズ・リサーチ学会

 

〔開 催 日〕2022 年9月9 日(金)13 時開始~17 時終了

 

〔会  場〕東京大学本郷キャンパス 工学部2号館(東京都文京区本郷7-3-1)

※対面・オンラインのハイブリッド開催を予定しています.
※オンラインでの配信・通信にトラブルが生じた場合は,対面参加を優先してスケジュールを進行することがありますので,予めご了承下さい.
※新型コロナ感染状況により,オンライン開催へ変更の可能性があります.

 

〔定  員〕会場40 名程度(オンライン参加は制限なし)

 

〔参加費(消費税込)〕正会員・特別会員・協賛団体会員5,000円,非会員6,000円,学生2,000円

※非会員の方でも参加申込みと併せて入会手続きをしていただければ,会員資格で参加できます.

〔支払方法〕①銀行振込 りそな銀行御堂筋支店(普)No.1024046  ②郵便振替 00930-5-302948

 

〔申込方法〕以下の申込フォームよりお申込み下さい.

※講演内容の参考のため,お申込み後にアンケートのご提出をお願いしております.

〔申込期限〕2022 年9月2日(金)

 

〔問合せ先〕

ワークショップ詳細:小澤 暁人(産業技術総合研究所)
その他:一般社団法人エネルギー・資源学会 事務局
TEL:06-6446-0537 FAX:06-6446-0559 E-mail:webmaster@jser.gr.jp

 

〔過去実績〕

本ワークショップは1999年から毎年開催しており,若手会員が共に学び,交流する場として本会に定着しております.例年30名程度の方々が参加しています.過去のテーマなど詳細は,Webサイト(https://www.jser.gr.jp/events/category/workshop_event/)をご確認下さい.

 

<過去5年間のテーマと開催場所>

2021年 「ネット・ゼロの生活を描く-脱炭素は私達の生活のなにをどこまで変えるのか?-」
(オンライン)
2020年 「長期温暖化対策シナリオと企業のリスク戦略」(オンライン)
2019年 「デジタル化から期待される新たな電力ビジネスとは」 (東京大学)
2018年 「私たちのエネルギーシステムをどのようにデザインするか」 (東京理科大学)
2017年 「長崎で原子力エネルギー技術の未来を社会とともに考える」 (長崎大学)

 

〔ワークショップ概要〕

本ワークショップは,「テーマに関する学び」「グループワーク」の2つに分けられます.「テーマに関する学び」では,3 件の講演と質疑応答を予定しています.講演者の情報提供によりワークショップテーマに関する情報・知識をインプットするとともに,質疑応答を通してワークショップテーマの本質に迫ります.「グループワーク」では,テーマに関する学びを深化させるために,再エネ導入と社会受容性の関係や,ネット・ゼロが求める再エネの導入速度・導入規模に関して理解を深めるべき点・疑問点について検討し,議論します.全体を通して学生・社会人が一緒になって行動・議論しますが,基本的に立場の上下はありませんので,学生も自発・積極的に発言することが求められます.

 

〔スケジュール〕

12:50 受付開始
13:00 − 13:15 サマーワークショップ2022 のねらい (藤野 純一 地球環境戦略研究機関)
近年の再エネ導入の動向(仮) (渡邊 裕美子 株式会社Looop)
13:15 − 13:30 グループワーク① (ワークショップへの期待を共有する)
13:30 − 14:30 講演 「第2期秋田県新エネルギー産業戦略(改訂版)について(仮)」
講師 佐藤 直彦 氏(秋田県 産業労働部 エネルギー・資源振興課 主査)
講演 「再エネ導入の社会的受容(仮)」
講師 本巣 芽美 氏 (名古屋経済大学 経済学部 現代経済学科 准教授)
14:30 − 15:00 グループワーク②(再エネ導入と社会受容性の関係を考える)+休憩
15:00 − 15:30 講演 「社会的受容性を考慮した太陽光・風力発電の導入可能性(仮)」
講師 尾羽 秀晃 氏((一財)日本エネルギー経済研究所 主任研究員)
15:30 − 17:00 グループワーク③(再エネの大量・急速導入の影響を考える)
全体振り返り

 

〔代表幹事〕藤野純一(地球環境戦略研究機関)

 

〔幹 事〕井上智弘(エネルギー総合工学研究所),井上麻衣(リバネス),上道 茜(早稲田大学),
小澤暁人(産業技術総合研究所),白木裕斗(滋賀県立大学),杉山昌広(東京大学),
鈴木研悟(筑波大学),永井雄宇(電力中央研究所),藤澤 星(フジサワ),古林敬顕(秋田大学),
渡邊裕美子(Looop)

 

〔顧 問〕松橋隆治(東京大学)

 

過去のワークショップの様子(左・中:対面開催時,右:オンライン開催時)

 

(注)
会員IDをお持ちの方(正会員・学生会員・特別会員担当者)はMYページにログインして申込みして下さい。
参加者以外の担当者からのお申込みの場合は、E-mail欄には担当者のアドレスを入力して下さい。
ZoomのID等は、原則参加者にお知らせしますので、参加者のアドレスを「その他通信欄」に入力して下さい。

 

申込

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