日本の温室効果ガス排出量を1990年レベルに比べて2020年までに25%削減、2050年までに80%削減目標を掲げた「地 球温暖化対策基本法案」が2010年3月12日に閣議決定され、国会で審議されました。法案の中には地方公共団体の役 割についても触れられており、京都目標以上の取り組みが求められることが予想されます。
また、2010年6月18日に「強い経済」・「強い財政」・「強い社会保障」を柱にした「新成長戦略~『元気な日本』 復活のシナリオ~」が国家戦略室から出されており、7つの戦略分野の最初に「グリーン・イノベーションによる環 境・エネルギー大国戦略」が掲げられているように持続的な成長に適う温暖化対策を行うことが肝心です。
こういった動きの中で、環境・エネルギーを切り口にしながら大幅な温室効果ガス排出量の削減と地域の活性化を ともに促す方策を見出すことが、地域の持続可能な低炭素社会を実現するための突破口になるのではないでしょうか。 今回はサマーワークショップと東北地区講演会の併催行事として開催致します。東北にゆかりのある演者の講演やパ ネル討議を聞くことで東北地方の実情を知りながら、エネルギー・資源・環境に係る関係者は一体何ができるのか、 何をするべきなのか、参加者間のコミュニケーションを通して探っていきます。
〔テ ー マ〕「低炭素社会を実現するために ~地域の視点から考える~」
〔主 催〕一般社団法人エネルギー・資源学会 平成22年度サマーワークショップ
〔併 催〕一般社団法人エネルギー・資源学会 平成22年度東北地区講演会
〔開 催 日〕平成22年8月26日(木)~8月27日(金)
〔会 場〕東北大学 工学研究科・工学部(青葉山キャンパス)総合研究棟(〒980-8579 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-11)
〔交 通〕仙台駅前西口バスプール9番乗り場から宮教大、青葉台、成田山行きに乗車、「工学部中央」下車。
〔参加費(消費税込)〕
正会員・特別会員7,000円,学生会員2,000円,非会員10,000円
※1 非会員でも開催までに入会手続きを行えば会員の会費で参加可能。(例.学生会員の学会年会費5,000円+参加費2,000円=7,000円)
※2 技術交流会参加費 正会員・特別会員会社・非会員2,000円,学生会員1,000円(消費税込)
〔支払方法〕①銀行振込 りそな銀行御堂筋支店(普)No.1024046 ②郵便振替 00930-5-302948
〔宿 泊〕
希望者には下記宿泊先をご案内いたします。但し、宿泊費は当日徴集いたします。(6,300円(1泊・朝食付))
ラドン温泉天龍閣(〒980-0814 宮城県仙台市霊屋下22-20,Tel. 022-222-9957)
〔申込方法〕以下の申込フォームよりお申込み下さい。
※尚、サマーワークショップに参加頂く方には、互いの交流を盛んにするために、事前に専門分野・関心事項・参加への意欲等を履歴書の形で御提出頂くことになります。(締切 8/19、フォーマットは E-mail で事務局より送付)
〔申込期限〕平成22年8月13日(金)(定員に余裕があれば以降も受付可能)
〔問合せ先〕
企画の中身について:藤野純一(fuji@nies.go.jp)
その他:一般社団法人エネルギー・資源学会 事務局
TEL:06-6446-0537 FAX:06-6446-0559 Email:webmaster@jser.gr.jp
〔プログラム〕
8月26日(木)
12:30 受付開始
【サマーワークショップ・東北地区講演会併催行事】
(司会;(財)エネルギー総合工学研究所 プロジェクト試験研究部 部長 黒沢 厚志 氏)
13:00~13:10 「東北地区講演会&サマーワークショップ2010の狙い」
…(独)国立環境研究所 地球環境研究センター 主任研究員 藤野 純一 氏
13:10~13:40 講演①「地域に根差した低炭素エネルギーのかたち:スマートエネルギーシステム構想」
…東北大学 大学院工学研究科 技術社会システム専攻 教授 中田 俊彦 氏
13:40 ~ 14:10 講演②「『杜の都』が育む低炭素社会形成の萌芽 ~仙台市の事例から~」
…仙台市 環境局 環境企画課 地球温暖化対策係 係長 佐藤 幸代 氏
14:20 ~ 15:20 分科会1「参加者による意見交換:キックオフ」(案)
15:20 ~ 15:40 コーヒーブレーク
15:40 ~ 17:00 パネルディスカッション「地域に根差した低炭素社会を実現するには」
<パネリスト>「環境ビジネスと地域ベンチャー」
経済産業省 商務情報政策局 情報国際企画室長 佐分利 応貴 氏
「宮城県における二酸化炭素削減の現状とクリーンエネルギーみやぎ創造プラン」
宮城県 環境生活部 参事 兼 環境政策課長 後藤 康宏 氏
東北大学 大学院工学研究科 技術社会システム専攻 教授 中田 俊彦 氏
仙台市 環境局 環境企画課 地球温暖化対策係 係長 佐藤 幸代 氏
<コーディネーター> 大阪大学 大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻 教授 下田 吉之 氏
17:00 ~ 18:00 分科会2「参加者による意見交換:議論の振り返り」(案)
18:15 ~ 19:45 懇親会(学内カフェ,立食)
(司会;東北大学 大学院工学研究科 技術社会システム専攻 助教 古林 敬顕 氏)
19:45 ~ 20:30 移動・解散 ※二次会参加者(並びに宿泊予定者)は宿泊先送迎バスに乗車し移動
20:30 ~ 二次会(ラドン温泉天龍閣) ※宿泊しない方も二次会参加可能
8 月 27 日(金)
【サマーワークショップ行事】
(司会;(独)産業技術総合研究所 井原 智彦 氏)
9:00 ~ 9:15 中間まとめ(分科会2のレポートバック含む)
9:15 ~ 11:45 グループ討議1
11:45 ~ 13:00 グループ討議2のグループ分け,昼食
13:00 ~ 15:15 グループ討議2
15:15 ~ 15:30 休憩
15:30 ~ 16:30 全体報告 <コーディネーター>立命館大学 政策科学部 准教授 小杉 隆信 氏
16:30 解散
〔代表幹事〕藤野純一(国立環境研究所)
〔幹 事〕芦名秀一(国立環境研究所),井原智彦(産業技術総合研究所),加藤丈佳(名古屋大学),黒沢厚志(エネルギー総合工学研究所),小杉隆信(立命館大学),下田吉之(大阪大学),杉山昌広(電力中央研究所),花岡達也(国立環境研究所),藤澤 星(東京電力),山口容平(大阪大学),吉田好邦(東京大学)
〔特別幹事〕中田俊彦,古林敬顕(東北大学)
〔世 話 人〕松橋隆治(東京大学)
申込
申込は終了しました。