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エネルギー・資源学会からの行事案内
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  • サマーワークショップ2021「ネット・ゼロの生活を描く -脱炭素は私達の生活のなにをどこまで変えるのか?-」

2020 年10 月の「2050 年カーボンニュートラル宣言」以来,脱炭素社会に向けた議論が活発化しています.経済産業省で開催された有識者会議において,2050 年の総発電量に占める再生可能エネルギーの比率を約5~6割にする考えが目安として示されるなど,エネルギー供給側の劇的な変化が想定されています.加えて,エネルギー需要側も,省エネ機器への投資や省エネ行動の徹底のような現状の延長だけでなく,抜本的な行動変容を含めた劇的な変化が必要となるでしょう.また,デジタルトランスフォーメーション,シェアリングエコノミー,代替肉・昆虫食など,将来の私達の消費行動を大きく変化させる新たなサービス・概念が注目されつつあります.加えて,2021 年現在もCOVID-19 の影響から大幅な行動変容が求められていますが,その影響の一部は将来の生活にまで波及するかもしれません.さらに,2050 年脱炭素社会を実現するビジョンの設計や意思決定,行動を実現するための仕組みづくりには,将来世代の利益や幸福を考慮することも必要です.カーボンニュートラル/ネット・ゼロ・エミッションの世界ではどのような生活が営まれるのか,新たなサービス・概念の出現はネット・ゼロの生活にどのように影響するのか,想像し,議論し,具体的な姿を描き出すことは,産業界・学術界の双方にとって挑戦的で重要な試みとなるでしょう.この試みを実現するには,実務家・専門家・学生などによる多様な視点からの検討が不可欠です.
本ワークショップでは,テーマに関連する講演,パネルディスカッション,および,参加者同士の活発な議論などを通じて,ネット・ゼロ・エミッションを可能にする生活の具体像を描くことを目指します.ワークショップでは,持続可能な意思決定を導くための社会システムデザインなどを専門とする研究者・持続可能な社会に向けて挑戦的な事業を展開している実務家による講演やパネルディスカッションにより,社会システムを変革するような行動変容と脱炭素社会に影響を与える要因などについて学びます.また,グループワークでの議論の場を設け,参加者それぞれの視野を大きく広げると共に,システムの急激な変革や将来世代の立場を踏まえて未来を考えます.多様なバックグラウンドをお持ちの方々のご参加を,お待ちしております.

 

〔テ ー マ〕「ネット・ゼロの生活を描く -脱炭素は私達の生活のなにをどこまで変えるのか?-」

 

〔主  催〕一般社団法人エネルギー・資源学会

 

〔協  賛〕環境経済・政策学会,省エネルギーセンター,電気学会東京支部,日本エネルギー学会,

      空気調和・衛生工学会,日本オペレーションズ・リサーチ学会

 

〔開 催 日〕2021 年9月13 日(月)13 時開始~17 時終了(予定)  終了後,オンライン交流会を予定

 

〔会  場〕オンライン開催(参加者にZoom IDをお知らせします)

※オンライン参加要領は,別途案内します.

 

〔参加費(消費税込)〕正会員・特別会員・協賛団体会員1,000円,学生会員無料,非会員1,500円
※非会員の方でも参加申込みと併せて入会手続きをしていただければ,会員資格で参加できます.

 

〔支払方法〕①銀行振込 りそな銀行御堂筋支店(普)No.1024046  ②郵便振替 00930-5-302948

 

〔申込方法〕以下の申込フォームよりお申込み下さい.

 

〔申込期限〕2021 年9月6日(月)

 

〔問合せ先〕

ワークショップ詳細:小澤 暁人(産業技術総合研究所)
その他:一般社団法人エネルギー・資源学会 事務局
TEL:06-6446-0537 FAX:06-6446-0559 Email:webmaster@jser.gr.jp

 

〔過去実績〕

本ワークショップは1999年から毎年開催しており,若手会員が共に学び,交流する場として本会に定着しております.例年30名程度の方々が参加しています.過去のテーマなど詳細は,Webサイト(https://www.jser.gr.jp/events/category/workshop_event/)をご確認下さい.

 

<過去5年間のテーマと開催場所>

2020年 「長期温暖化対策シナリオと企業のリスク戦略」
2019年 「デジタル化から期待される新たな電力ビジネスとは」 (東京大学)
2018年 「私たちのエネルギーシステムをどのようにデザインするか」 (東京理科大学)
2017年 「長崎で原子力エネルギー技術の未来を社会とともに考える」 (長崎大学)
2016年 「パリ協定後のエネルギー技術を考える」 (国立環境研究所)

 

〔ワークショップ概要〕

本ワークショップは,「テーマに関する学び」「グループワーク」の2つに分けられます.「テーマに関する学び」では,3件の講演とパネルディスカッション,質疑応答を予定しています.講演者の情報提供によりワークショップテーマに関する情報・知識をインプットするともに,パネルディスカッションや質疑応答を通してワークショップテーマの本質に迫ります.「グループワーク」では,テーマに関する学びを深化させるために,ネット・ゼロ・エミッションを実現した社会や新たなに出現しつつあるサービス・概念に関して理解を深めるべき点・疑問点について検討し,議論します.全体を通して学生・社会人が一緒になって行動・議論しますが,基本的に立場の上下はありませんので,学生も自発・積極的に発言することが求められます.

 

〔スケジュール〕

12:50 受付開始
13:00 − 13:15 サマーワークショップ2021 のねらい (藤野 純一 地球環境戦略研究機関)
脱炭素社会の生活を考える際の様々な視点 ~カーボンニュートラル,システム変革,将来世代の立場~(井上 智弘 エネルギー総合工学研究所))
13:15 − 13:30 グループワーク① (ワークショップへの期待を共有する)
13:30 − 14:30 講演 「脱炭素で進む交通システムの新技術」
講師 大野 嘉久 氏(日本サスティナブル・エナジー株式会社 代表取締役)
講演 「脱炭素が変える私たちの食の姿」
講師 河口 真理子 氏 (不二製油グループ本社CEO 補佐,立教大学大学院21 世紀社会デザイン研究科特任教授)
講演 「フューチャー・デザイン ー 将来世代を考慮した意思決定と社会変革に向けて」
講師 原 圭史郎 氏( 大阪大学大学院工学研究科 教授)
14:30 − 15:00 グループワーク②(講演者への質問を考える)+休憩
15:00 − 15:45 パネルディスカッション「脱炭素は私達の生活のなにをどこまで変えるのか?」
モデレーター 堀 史郎 氏 (福岡大学研究推進部 教授)
パネリスト  原 圭史郎 氏,河口 真理子 氏,大野 嘉久 氏
15:45 − 17:00 グループワーク③(脱炭素社会の将来の生活を考える)
全体振り返り
17:00 オンライン交流会

 

〔代表幹事〕藤野純一(地球環境戦略研究機関)

 

〔幹 事〕井上智弘(エネルギー総合工学研究所),井上麻衣(リバネス),上道 茜(早稲田大学),
小澤暁人(産業技術総合研究所),白木裕斗(滋賀県立大学),杉山昌広(東京大学),
鈴木研悟(筑波大学),永井雄宇(電力中央研究所),藤澤 星(フジサワ),古林敬顕(秋田大学),
渡邊裕美子(Looop)

 

〔顧 問〕松橋隆治(東京大学)

 

 

(注)
会員IDをお持ちの方(正会員・学生会員・特別会員担当者)はMYページにログインして申込みして下さい。
参加者以外の担当者からのお申込みの場合は、E-mail欄には担当者のアドレスを入力して下さい。
ZoomのID等は、原則参加者にお知らせしますので、参加者のアドレスを「その他通信欄」に入力して下さい。

 

申込

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