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エネルギー・資源学会からの行事案内
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  • サマーワークショップ2009「日本2020年の温室効果ガス排出量(中期目標)を読み解く」

2009 年 6 月 10 日、麻生首相は日本の 2020 年における温室効果ガス排出量削減目標値(いわゆる 中期目標)を、2005 年比-15%とすることを決定した。これに先立ち、中期目標について科学的、理 論的に検討するため、内閣官房は 2008 年 10 月に地球温暖化問題に関する懇談会の下に「中期目標検 討委員会」を設置した。同委員会は福井俊彦・前日本銀行総裁を座長とし、環境、経済、エネルギー に関する専門家計 8 人で構成され、本学会の会長だった茅陽一先生もメンバーになっている。

委員会では、中期目標についての「複数の選択肢」を作成した。複数のモデルを用いたモデル分析 を整合的に行うため、政府(内閣官房、環境省、経済産業省、外務省)、モデル分析の実務担当者(国 立環境研究所、RITE、日本エネルギー経済研究所、日本経済研究センター)、その他の専門家からな るモデル分析ワーキングチーム(WT)を開催した。モデル分析 WT は 2008 年 11 月から 2009 年 4 月にかけて計 24 回開催され、具体的には 1990 年比+4%から-25%の数値を以下のモデルを用いた シミュレーションの検討結果を踏まえて提案した。

世界モデル : RITE(地球環境産業技術研究機構)モデル(DNE21+)、国立環境研究所・世界技 術モデル(AIM/Enduse[Global]);日本モデル : 日本エネルギー経済研究所モデル、国立環境研 究所・日本技術モデル(AIM/Enduse[Japan]);経済モデル(一般均衡) : 日本経済研究センタ ー・一般均衡モデル、国立環境研究所・日本経済モデル(AIM/CGE[Japan]);KEO モデル(慶応 義塾大学産業研究所)、経済モデル(マクロ) : 日本経済研究センター・マクロモデル。

そこで、モデル分析に参加したメンバーをはじめ、中期目標の数値作成に深く関わった専門家を集 め、どのようにして中期目標が作られたかについて講演等を通じて紹介するとともに、コペンハーゲ ンにおける次期枠組みに向けた日本の取るべき戦略、「低炭素革命」の実現に向け 2020 年までにやる べきことなどについて、議論を深めたい。午後のグループ別ディスカッションでは、専門家と直接や りとりしながら参加者同士の議論を行うことでさらなる理解を深め、各人のやるべき事を見つけたい。

 

〔テ ー マ〕「日本 2020 年の温室効果ガス排出量(中期目標)を読み解く」

 

〔開 催 日〕平成21年9月24日(木)10:00~17:30

 

〔会  場〕東京大学 武田先端知ビル 5F 武田ホール
(東京都文京区弥生 2-11-16,TEL 03-5841-1163)

 

〔交  通〕東京メトロ千代田線「根津駅」下車徒歩 5 分,地下鉄南北線「東大前」下車徒歩 10 分,東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」下車徒歩 15 分

 

〔参加費(消費税込)〕
正会員・特別会員会社 6,000 円,学生会員 3,000 円,非会員 9,000 円.
但し非会員でも開催までに会員手続きを行えば会員の会費で参加可能.
(例.学生会員の学会年会費 5,000 円+参加費 3,000 円=8,000 円)
※尚,上記には懇親会参加費 2,000 円(学生 1,000 円)は含まれません.

 

〔支払方法〕①銀行振込 りそな銀行御堂筋支店(普)No.1024046  ②郵便振替 00930-5-302948

 

〔申込方法〕以下の申込フォームよりお申込み下さい。
※グループ討論参加者は先着 60 名まで。講演だけの参加も歓迎致します。
※グループ討論の事前調査を致しますのでメールアドレスは必ず御記入下さい。

 

〔申込期限〕平成21年9月11日(金)(定員に余裕があれば以降も受付可能)

 

〔問合せ先〕

企画の中身について:藤野純一(fuji@nies.go.jp)
その他:一般社団法人エネルギー・資源学会 事務局
TEL:06-6446-0537 FAX:06-6446-0559 Email:webmaster@jser.gr.jp

 

〔日  程〕

9:30 受付開始

10:00~10:10 オリエンテーション

・・・(独)国立環境研究所 地球環境研究センター 主任研究員 藤野 純一 氏

10:10~10:50 中期目標策定のプロセスについて

・・・前内閣官房内閣副長官補室内閣参事官,環境省地球環境局総務課課長 鎌形 浩史 氏

10:50~11:20 モデル研究者の見解

・・・(財)地球環境産業技術研究機構 システム研究グループリーダー 秋元 圭吾 氏

・・・(財)日本エネルギー経済研究所 計量分析ユニット 松尾 雄司 氏

・・・(独)国立環境研究所 地球環境研究センター 主任研究員 藤野 純一 氏

11:20~11:30 有識者の見解

・・・東京大学大学院新領域創成科学研究科環境システム学専攻教授 松橋 隆治 氏

11:30~12:00 質疑応答(パネル形式)

12:00~13:00 昼 食(自由)

13:00~15:10 グループ別ディスカッション(1 グループ 10 名前後)

15:10~15:30 休 憩

15:30~17:20 全体議論

・各グループからのレポートバック

・パネルディスカッション

17:20~17:30 まとめ

・・・東京大学大学院新領域創成科学研究科環境システム学専攻教授 松橋 隆治 氏

18:00~ 懇親会(希望者のみ)

 

〔代表幹事〕藤野純一(国立環境研究所)

 

〔幹 事〕芦名秀一(国立環境研究所),井原智彦(産業技術総合研究所),加藤丈佳(名古屋大学),黒沢厚志(エネルギー総合工学研究所),小杉隆信(立命館大学),下田吉之(大阪大学),花岡達也(国立環境研究所),藤澤 星(東京電力),吉田好邦(東京大学)

 

〔特別幹事〕中田俊彦,古林敬顕(東北大学)

 

〔世 話 人〕松橋隆治(東京大学)

 

申込

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