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エネルギー・資源学会からの行事案内
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  • サマーワークショップ2015「くらしの省エネルギーと住みやすさ・健康の両立を考える」

1970年代のオイルショック以降、日本の住宅には「断熱化」「気密化」などの省エネ策が導入されてきました。その一方で、人工建材からの「化学物質」が原因となるシックハウス症候群が社会問題化し、くらしにおける「省エネルギー」と「居住者の健康」のトレードオフ解消は、住宅メーカーなどにとっては重要なテーマとなっていました。建材に含まれる化学物質(いわゆるVOC)はJIS規格による規制が施行され、また改正建築基準法によって機械式換気設備の設置が義務付けられていることもあり、シックハウス症候群の問題は収束しつつあります。しかし、高断熱・気密性による結露、その結果としてのカビ増殖、健康被害など、「省エネルギー」と「くらしやすさ・健康」とのトレードオフ関係は、未だに解決された訳ではありません。
2011年の東日本大震災以降、HEMSや再生可能エネルギー導入によって、民生部門からの省エネ、CO2排出削減がクローズアップされている現在において、この「古くて新しい課題」にもう一度向き合うことは、最も身近である「くらし」や「すまい」の低炭素化を考える上で、非常に重要であると考えています。 本ワークショップで は、エネルギー分野と建築分野からご講演者を選定し、それぞれの視点における知見を提供・共有しつつ、「くらし」や「健康」「省エネルギー」の課題・将来像について議論していきます。 また、政策担当者や研究者、事業者、地域市民という多様なステイクホルダーが一堂に会し、ディベート形式にて参加者同士が議論することによって、くらしに関する省エネルギーと私たちの住みやすさや健康との間にどのようなシナジー効果やトレードオフ関係が存在するかを探っていきます。
本ワークショップの活動を通して、上記の様な社会全体を俯瞰した新たな解決策や、全体で利益を最大化するための考え方を共に学ぶだけでなく、基本的な議論の仕方やチームビルディング過程も体験することを目指します。多様なバックグラウンドをお持ちの方々のご参加を、お待ちしております。

 

〔テ ー マ〕「くらしの省エネルギーと住みやすさ・健康の両立を考える」

 

〔主  催〕エネルギー・資源学会

 

〔協  賛〕省エネルギーセンター,日本エネルギー学会,環境経済・政策学会, 日本建築学会

 

〔後  援〕群馬県,群馬県地球温暖化防止活動推進センター, 前橋市

 

〔開 催 日〕平成27年8月31日(月) 10時開始 ~ 9月1日(火)16時終了

 

〔会  場〕公立大学法人 前橋工科大学(群馬県前橋市上佐鳥町460-1)

 

〔アクセス〕前橋工科大学HPを参照のこと(http://www.maebashi-it.ac.jp/access.html)

 

〔参加費(消費税込)〕
正会員・特別会員・協賛団体会員7,000円,学生会員2,000円,非会員10,000円
※1.非会員の方でも参加申込みと併せて入会手続きをしていただければ、会員資格で参加できます。(例.学生会員の学会年会費5,000円+参加費2,000円=7,000円)

※2.技術交流会参加費 正会員・特別会員・協賛団体会員・非会員3,000円,学生会員1,000円

 

〔支払方法〕①銀行振込 りそな銀行御堂筋支店(普)No.1024046  ②郵便振替 00930-5-302948

 

〔宿  泊〕前橋テルサ(〒371-0022 群馬県前橋市千代田町2-5-1/TEL 027-231-3211)

 

〔申込方法〕以下の申込フォームよりお申込み下さい。
※参加者相互の交流促進のため、自己紹介シートも併せて送付下さい。
(送付先:webmaster@jser.gr.jp)

 

〔申込期限〕平成27年8月25日(火)(定員に余裕があれば以降も受付可能)

 

〔問合せ先〕

ワークショップ詳細:藤澤 星(フジサワ,sei@fujisawacorp.jp)
その他:一般社団法人エネルギー・資源学会 事務局
TEL:06-6446-0537 FAX:06-6446-0559 Email:webmaster@jser.gr.jp

 

〔過去実績〕

本ワークショップは1999年から毎年開催しており、若手会員が共に学び、交流する場として本会に定着しております。詳しくは、Webサイト(http://www.jser.gr.jp/summer)をご確認下さい。

 

〔ワークショップ概要〕

 本ワークショップ は、「講演」「グループワーク」「ディベート」の3つに分けられます。「講演」はワークショップテーマに関する情報・知識のインプットを目的とし、参加者同士がディスカッションを行う上で共通認識を持つようにします。「グループワーク」は、最後の「ディベート」のために、ディスカッションを通して主張をまとめることが目的です。各グループには幹事がファシリテーターとして入り、ブレインストーミングやKJ法などのグループディスカッション手法を使いつつ、各グループを活発化させます。全体を通して学生・社会人が一緒になって行動・議論しますが、基本的に立場の上下はありませんので、学生も自発・積極的に発言することが求められます。最後の「ディベート」は本ワークショップのアウトプットの場と位置付けており、各グループ間のディベートを通して、ワークショップテーマの本質に迫ります。
2日目のディベートについては、例年同様にディベート対決によって優勝グループを選出する予定です。但し、各ディベート(Round1=予選、Round2=決勝・3位決定戦)のテーマは毎回変更し、ディベート全体を通して本ワークショップテーマをより深く理解できるような内容とする予定です。

 

〔スケジュール〕

8月31日(月)

9:30 受付開始(前橋工科大学1号館3階ロビー)
10:00~10:10  「サマーワークショップ2015のねらい」(国立環境研究所 藤野 純一)
10:10~10:30 ワークショップ概要説明(幹事団)

10:30~12:00 グループワーク1
…グループごとに参加者自己紹介、練習ディベートなど
12:00~13:00 昼食
13:00~13:20 基調講演「突き抜ける環境都市」
…前橋市長 山本 龍 氏
13:20~13:40 講演「住宅の省エネルギーと熱・空気環境問題について」
…前橋工科大学工学部建築学科准教授 三田村 輝章 氏
13:40~15:00 ワークショップテーマに関するパネルディスカッション
…<ご登壇者>
前橋市環境部 環境政策課 課長 関 孝雄 氏
前橋工科大学工学部建築学科 准教授 三田村 輝章 氏
群馬県地球温暖化防止活動推進センター 副センター長 片亀 光 氏
株式会社フジサワ 専務取締役 藤澤 星 氏
<コーディネーター> 代表幹事 藤野 純一
15:00~15:15 休憩
15:15~16:45 グループワーク2
…講演・パネルディスカッションのまとめ、ディベート準備
16:45~17:00 初日の総括
17:30~19:30 技術交流会
(前橋工科大学メイビットホール、司会:藤澤 星(フジサワ))
19:30~ 宿泊先(前橋テルサ)へ移動

 

9月1日(火)

9:00 会場集合 (前橋工科大学1号館3階)
9:00~9:15  ディベート説明(幹事団)
9:15~10:30 グループワーク3
…ディベート(Round1)準備

10:30~12:30 ディベート(Round1)(特別審査員を招聘予定)

12:30~13:30 昼食
13:30~15:00 ディベート(Round2)(特別審査員を招聘予定)
15:00~16:00 全体報告・総括
16:00 解散

 

〔代表幹事〕藤野純一(国立環境研究所/地球環境戦略研究機関)

 

〔幹 事〕井上智弘(科学技術振興機構),井上麻衣(産業技術総合研究所),白木裕斗(国立環境研究所),杉山昌広(東京大学),鈴木研悟(北海道大学),永井雄宇(電力中央研究所),藤澤 星(フジサワ),古林敬顕(東北大学),山口容平(大阪大学),渡邊裕美子(三菱総合研究所)

 

〔特別幹事〕三田村輝章(前橋工科大学)

 

〔世 話 人〕松橋隆治(東京大学)

 

申込

申込は終了しました。