EVENTS

エネルギー・資源学会からの行事案内
  • ワークショップ

  • オータムワークショップ2019「デジタル化から期待される新たな電力ビジネスとは」

再生可能エネルギーの大規模導入や電気自動車などの新たな需要の登場により電力システムは急速な変化を迫られており、これに対応するように電力ビジネスを取り巻く環境も大きく変わり始めています。直近では、2016年4月の電力市場完全自由化によって「小売電気事業者(新電力)」が登場し、特色ある電力サービスを各地で展開しています。また、2020年4月には発送電分離が控えており、さらには、発電容量や調整力を対象にした新たな市場の創設も検討されています。安定供給や気候変動への対応を目的として、電力システムの変革は益々進むと予想されます。このような背景の中、ビッグデータを活用した省エネ・見守りサービスやIoT機器によるADR(Automated Demand Response)、ブロックチェーンを活用した電力のP2P取引など、デジタル技術と電力システムを組み合わせる取り組みが進められ始めています。一方、ビッグデータの利活用にはプライバシー確保などの注意点・課題も存在しています。
本ワークショップでは、テーマに関連する講演、パネルディスカッション、および、参加者同士の活発な議論を通じて、電力システムを取り巻くデジタル技術や新電力など電力小売ビジネスの最新動向、デジタル化がエネルギービジネスに与える影響について学ぶことを目指します。ワークショップの中には、参加者による研究紹介や所属企業の紹介の場を設け、参加者間の交流を促進します。参加者の研究分野や所属企業の事業分野について相互に勉強、理解することにより、参加者それぞれの視野を大きく広げることを目指します。多様なバックグラウンドをお持ちの方々のご参加を、お待ちしております。

 

〔テ ー マ〕「デジタル化から期待される新たな電力ビジネスとは」

 

〔主  催〕エネルギー・資源学会

 

〔協  賛〕環境経済・政策学会,空気調和・衛生工学会,省エネルギーセンター,電気学会東京支部,日本エネルギー学会,日本オペレーションズ・リサーチ学会

 

〔開 催 日〕2019年11月16日(土)10時開始 ~ 17時終了 終了後,技術交流会を予定

 

〔会  場〕東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館3階 会議室1(33A)(東京都文京区)

 

〔参加費(消費税込)〕正会員・特別会員・協賛団体会員3,000円,学生会員1,000円,非会員4,000円
※1.非会員の方でも参加申込みと併せて入会手続きをしていただければ、会員資格で参加できます。

※2.技術交流会参加費 正会員・特別会員・協賛団体会員・非会員3,000円,学生会員1,000円

 

〔支払方法〕①銀行振込 りそな銀行御堂筋支店(普)No.1024046  ②郵便振替 00930-5-302948

 

〔申込方法〕以下の申込フォームよりお申込み下さい。
※参加者相互の交流促進のため、お申込み後に自己紹介シートのご提出を願いしております。

 

〔申込期限〕2019年11月8日(金)

 

〔問合せ先〕

ワークショップ詳細:小澤 暁人(産業技術総合研究所,Email:akito.ozawa@aist.go.jp)
その他:一般社団法人エネルギー・資源学会 事務局
TEL:06-6446-0537 FAX:06-6446-0559 Email:webmaster@jser.gr.jp

 

〔過去実績〕

本ワークショップは1999年から毎年開催しており、若手会員が共に学び、交流する場として本会に定着しております。例年30名程度の方々が参加しています。過去のテーマなど詳細は、Webサイト(https://www.jser.gr.jp/summer)をご確認下さい。

 

<過去5年間のテーマと開催場所>
2018年 「私たちのエネルギーシステムをどのようにデザインするか」 (東京理科大学)
2017年 「長崎で原子力エネルギー技術の未来を社会とともに考える」 (長崎大学)
2016年 「パリ協定後のエネルギー技術を考える」 (国立環境研究所)
2015年 「くらしの省エネルギーと住みやすさ・健康の両立を考える」 (前橋工科大学)
2014年 「東京2020を目指したエネルギー事業案を競う」 (東京大学)

 

 

〔ワークショップ概要〕

本ワークショップは、「テーマに関する学び」「参加者の研究・企業紹介」「グループワーク」の3つに分けられます。 「テーマに関する学び」では、4件の講演と2件のパネルディスカッションを予定しています。講演者の情報提供に よりワークショップテーマに関する情報・知識のインプットを行うとともに、パネルディスカッションでの全員参加 のディスカッションを通してワークショップテーマの本質に迫ります。「参加者の研究・企業紹介」では、参加者が 事前に作成した自己紹介シートを活用して、参加者が現在取り組んでいる研究や所属企業の業務等を紹介しあい、参 加者間の交流を促進します。「グループワーク」では、テーマに関する学びと参加者の研究・企業紹介で得られた情報・ 知識を踏まえて、デジタル化が参加者の研究や業務に与えうる影響、新たな研究やビジネスの可能性について議論し ます。全体を通して学生・社会人が一緒になって行動・議論しますが、基本的に立場の上下はありませんので、学生 も自発・積極的に発言することが求められます。

 

〔スケジュール〕
11月16日(土)
9:30      受付開始(東京大学 本郷キャンパス 工学部2号館3階 会議室1)
10:00~10:05 オータムワークショップ2019のねらい (地球環境戦略研究機関 藤野純一)
10:05~10:15 ワークショップ概要説明 (幹事団)
10:15~10:45 講演 田中謙司 氏(東京大学)
「デジタル時代における新しい電力流通とその可能性 ─P2Pによる協調メカニズム─」
10:45~11:15 講演 芦澤正美 氏(電力中央研究所)
「電力のデジタルトランスフォーメーション ”Energy as a Service”」
11:15~12:00 パネルディスカッション①「研究者から見たデジタル化×電力ビジネス」
コーディネーター:古林敬顕(秋田大学)
12:00~12:30 参加者による研究紹介や所属企業の紹介(自己紹介シートを活用)
12:30~13:30 昼食
13:30~14:00 講演 三宅成也 氏(みんな電力株式会社)「再エネ価値を高める「トレーサブル」な電気の供給 ─世界初のブロックチェーンによる電力トレーサビリティの商用化─」
14:00~14:30 講演 滝澤隆志 氏(秩父新電力株式会社)「ちちぶ地域における秩父新電力による持続可能なまちづくりに向けた挑戦 ~自治体新電力におけるAI・ビッグデータの活用事例を交えて~」
14:30~15:15 パネルディスカッション②「実務家から見たデジタル化×電力ビジネス」
コーディネーター:渡邊裕美子(Looop)
15:15~15:30 休憩
15:30~16:30 グループワーク「デジタル化×参加者の研究・業務」
16:30~17:00 全体振り返り
17:00~19:00 技術交流会 (会場:検討中,司会:小澤暁人(産業技術総合研究所))

 

〔代表幹事〕藤野純一(地球環境戦略研究機関)

 

〔幹 事〕井上智弘(科学技術振興機構),井上麻衣(リバネス),上道 茜(東京農工大学),小澤暁人(産業技術総合研究所),白木裕斗(滋賀県立大学),杉山昌広(東京大学),鈴木研悟(筑波大学),永井雄宇(電力中央研究所),藤澤 星(フジサワ),古林敬顕(秋田大学),山口容平(大阪大学),渡邊裕美子(Looop)

 

〔世 話 人〕松橋隆治(東京大学)

 

申込

申込は終了しました。